「部活に全力を注ぎながら塾にも通いたい」思っている中学生や保護者の方は少なくありません。確かに両立は簡単ではありませんが、取り組み方や塾の選び方次第で実現できます。
この記事では、両立が難しくなる原因や、塾の選び方・学習方法などをまとめました。
両立がうまくいかない背景には、部活特有の時間・スケジュールの制約が複数重なっています。どこでつまずきやすいかを把握しておくことが、対策の第一歩です。
運動部を中心に、部活が終わる時間は18~19時台になることも珍しくありません。帰宅してから入浴・夕食を済ませると、机に向かえる時間は限られます。疲労も重なるため、「宿題をこなすだけで精一杯」という状態になり、塾の予習・復習まで手が回らなくなりがちです。
勉強時間の絶対量が減ると、学習の積み上げが遅れ、授業についていけなくなるリスクが高まります。
部活の大会シーズンと学校の定期テストは、時期が重なることがあります。テスト対策に集中したくても、大会前の練習量は増え、気持ちの切り替えも難しい状態に。
多くの学校では部活の活動停止がテスト1週間前からのため、実質的に対策に使える期間は短くなります。
部活引退後の夏から受験勉強を始めようと考えている生徒は多いですが、中3の学習内容は中1・中2の基礎の上に成り立つものです。引退するギリギリまで基礎固めができていないと、応用問題に取り組む時間が圧迫されます。
高校受験では内申点も合否に大きく関わるため、中1・中2のうちから定期テストで成果を出し続けることも重要です。受験対策は引退を待たず早めに意識する必要があります。
塾を選ぶ際、知名度やカリキュラムの質だけに目を向けると、部活との相性で失敗することがあります。スケジュール面・サポート面で柔軟に対応できる塾かどうかを確認することが大切です。
集団塾は曜日・時間が固定されているため、部活の都合で欠席すると授業の流れに遅れが生じます。一方、例えば個別指導も行っている塾であれば、部活の活動スケジュールに合わせて通塾曜日や時間を柔軟に設定可能です。部活を早退して塾に駆け込む必要がなく、どちらも中途半端にならずに済みます。
遠征や突発的な大会日程で通塾できない日は、どの部活生にも起こりえます。振替制度が整っている塾であれば、欠席した分の授業を別日に受けられるため、学習の抜けを予防可能。家庭教師と異なり、塾のスタッフが振替を管理してくれる体制であれば、日程調整の手間も少なく済みます。
定期テストの出題傾向は学校ごとに異なります。各校の進度や過去の出題パターンを把握している塾であれば、限られた時間でポイントを絞った対策が可能です。部活で勉強時間が少ない生徒ほど、無駄のないテスト対策が成績を左右するため、学校別の情報を持つ塾が頼りになるでしょう。
部活後に自宅へ帰ると、スマートフォンやゲームなど誘惑が多く、勉強に集中しにくい環境になりがちです。自習室が使える塾なら、部活帰りにそのまま立ち寄ることで学習環境を確保できます。さらに、疑問をその場で質問できる体制があれば、つまずきを翌日以降に持ち越さず、理解を積み上げることが可能です。
毎日まとまった勉強時間が取れなくても、短い時間でも毎日続けることが重要。人の記憶は反復によって定着するため、テスト前だけ集中しても長期的な学力にはつながりにくいからです。部活のある平日は15~30分でも構わないので、学習する時間帯を固定し、習慣として組み込むことが力をつける土台になります。
塾の授業を「その日に習ったことを終わらせる場」ではなく、翌日以降の復習の出発点として捉えると、学習効率が上がります。授業で理解した内容を翌日・翌々日に短時間でも確認すれば、記憶に定着しやすくなるためです。部活で時間が限られているからこそ、授業の質を上げ、自宅学習との連動を意識した使い方が必要になってきます。
定期テストで安定した点数を取るには、2週間前からの準備開始が目安です。部活の活動停止期間は1週間前からの学校が多く、そこから始めると時間が足りなくなります。テスト範囲が周知されたタイミングで動き始めることで、苦手分野への対策時間を確保しやすくなるでしょう。
部活在籍中は、受験勉強の本格化に備えた土台づくりの期間と考えることが大切です。中3の学習内容は中1・中2の知識を前提にしており、引退後に一から基礎を固め直す時間的余裕はあるとは限りません。部活と両立しながらでも、日々の授業で習った内容の基礎を着実に押さえておくことが、引退後のスムーズな切り替えと受験本番での得点力につながります。
部活と塾の両立が難しいのは、時間の制約だけでなく、スケジュールの不規則さや受験対策の先送りが重なるためです。解決の鍵は、柔軟に通塾できる塾を選び、短時間でも毎日学習を続ける習慣を持つことです。港南台周辺で塾を探している方は、スケジュールの融通が利くか・学校別テスト対策があるかを確認したうえで、体験授業などを通じて検討してみてください。