「実技4教科は主要5教科ほど重要ではない」と思っていませんか。しかし神奈川県の公立高校入試では、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の実技4教科も、国語・数学・英語・理科・社会と同様に調査書の評定に含まれます。5教科の勉強に集中するあまり実技4教科の評定を下げてしまうと、内申点全体に影響する可能性があります。
ここでは、神奈川県入試における実技4教科の重要性と、評定を上げるために意識したい対策のポイントを解説します。
神奈川県公立高校入試で用いられる調査書の評定は、中学2年生の9教科の評定と、中学3年生の9教科の評定を2倍したものを合計して算出されます。9教科の評定をすべて最高の「5」とした場合、合計は135点です。
ここでいう9教科には、国語・数学・英語・理科・社会の5教科に加え、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の実技4教科も含まれます。つまり、内申点の算出上は、実技4教科の評定も主要5教科と同じように扱われます。実技4教科の評定が低い場合、内申点全体に影響するため、志望校によっては不利になる可能性があります。
実技4教科の評定は、実技テストや作品の出来だけで決まるわけではありません。中学校の学習評価では、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点を踏まえて評価がおこなわれます。
そのため、実技が得意でない場合でも、筆記テストや課題、制作物などを通じて、必要な知識や技能を身に付けていることを示すことが重要です。また、提出物や振り返りなども、学習への取り組みを評価するための資料となる場合があります。実技の得意・不得意だけで評定を判断せず、それぞれの教科でどのような学習が求められているのかを確認しましょう。
実技4教科では、定期テストだけでなく、実技や制作、授業内の課題などを通じて学習状況が評価されます。ワークシートやレポート、作品など、学校や教科によってさまざまな課題が出されるため、期限を守って取り組むことが大切です。
また、授業中に学んだ内容を理解し、実技や制作の課題に継続して取り組むことも重要です。苦手意識を持たずに、筆記・実技・制作など、それぞれの教科で求められる学習に取り組むことで、必要な知識や技能を身に付けやすくなります。
実技4教科の定期テストでは、教科書の内容に加え、授業で扱ったプリントや資料、実技や制作に関連する内容が出題範囲に含まれることがあります。そのため、市販教材だけに頼らず、授業ノートや配布資料もあわせて復習することが重要です。
音楽の作曲家や楽譜に関する知識、美術の技法や表現方法、保健体育の健康や運動に関する内容、技術・家庭の生活や技術に関する知識など、教科によって学ぶ内容は異なります。用語や知識を問う問題だけでなく、資料を読み取ったり、学んだ内容をもとに考えたりする問題が出題される場合もあるため、単純な暗記だけに偏らない学習を心がけましょう。
実技4教科では、学校によって使用する教材や授業で扱う内容、定期テストの出題範囲などが異なる場合があります。そのため、一般的な問題集を使うだけでなく、自分の学校で配布された資料や授業ノートを確認し、実際に学習した内容に合わせて対策することが大切です。
塾を活用する場合も、学校の定期テストの範囲や学習状況を踏まえて学習計画を立てられるかを確認するとよいでしょう。5教科だけでなく実技4教科についても計画的に学習時間を確保することで、9教科全体の評定を意識した対策につなげやすくなります。
神奈川県の公立高校入試で用いられる調査書の評定には、主要5教科だけでなく、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の実技4教科も含まれます。実技4教科の評定は実技の得意・不得意だけで決まるわけではないため、筆記テストや課題、制作物など、それぞれの教科で求められる学習に継続して取り組むことが大切です。5教科と実技4教科をバランスよく学習し、9教科全体の評定を意識した対策を進めましょう。